2007.11.19

木造塾 木の板を燃やして防火する?

先週後半から建築展の準備、オープニング、そして木造塾、地元では祭典会計処理など・・忙しくてアップできませんでした。。
さて、11月17日(土)は建築展のオープニング(浜松市)。そして静岡木造塾(静岡市)が午後からということで距離的にもハードな一日でした。木造塾は運営スタッフとしてずっと携わっています。・・今回も冊子「建築静岡」の原稿が・・・。
今回の講師は、お二人。
一人は駿河工房㈱社長の今井さん。静岡県中部を中心に、木の家ばかりを多く手がけているわれわれの大先輩です。。設計事務所はどうやって食ってゆくのか? 何をすべきか?
という設計者としてまた企業家として、大変参考になる講義をしてくださいました。
プロジェクタのトラブルでご迷惑をおかけしました。(謝!)
この内容は、建築静岡にて執筆いたします。。お楽しみに。。
↓講義をする今井さん
今井さん

そしてもう一方は、東京から、もう「こころ木造」ではお馴染みなのですが、木造塾は初登場。
桜設計衆団1級建築士事務所、早稲田大学総合研究センター客員研究員である安井昇さん。 もう木造の防火に関することに関してはこの方は欠かせないです。板倉壁の防火実験にも携わっています。
↓安井さん(なかなかイケメンでしょ。安井さん

木造の防火・・というと今まではとにかく木の部分をなくして、燃えないものを張ること・・・これが当たり前のはなしでした。しかし、この安井さんたちのやっている実験や認定により、京都の町屋など、準防火地域で木を出した建築が可能になってきています。。これが大変面白い。。特に軒裏には必ず防火のスレートなどを張っていた人・・これは木でできるんです。。
ただ燃やさない・・ということではなく、木が燃えることを利用した建物の防火なのです。木は、はじめの数分で表面が燃えて炭化します。しかし、その炭化後は驚くほど遅いスピードで燃えることになります。。その速度は一分間に一ミリ。・・・ということは、3センチの板なら30分はもつ。。ということになります。安井さんはそんな考え方を元にいろいろな実験をされているのです。
軒裏の考え方は、本当に簡単に言うと・・トカゲのシッポ方式です。まず軒先の部分は燃えることを想定し、軒桁から中へは簡単に火が入いれないような構造とすることでなんと準耐火(一時間まで建物内に火がはいらない・・)構造の告示認定をとっています。軒先を燃やすことにより建物を守る・・というのはスゴイ発想です。
板倉壁の防火実験にも立会いましたが、こんな感じ↓
↓防火実験の様子・・オモテは何ともないように見えますが・・
防火実験 オモテ

↓あけてびっくり!ウラは大火事!!
防火実験 ウラ

なんとこの実験での仕様で30分の防火構造をとっています。
ということは、木だけで防火構造が可能になった!!ということなのです。
市街地でも屋根以外は軒ウラ3センチの板プラス、板倉工法の防火壁仕様ならば外部もすべて木の家が可能です。
ただしこの工法まだオープンではありません。木の建築フォラムの講習会をうけることで、この認定の使用ができるようになります。
↓各地で専門家向けの講習会を開催しています。問いあわせ申し込みはフォラムまで・・
(すいません静岡開催は終了しました)
http://www.forum.or.jp/
こころでは、この大臣認定の仕様で板倉の家を造っています。。


↓生活と創造の建築展 ただいま開催中です!!
開催:平成19年11月17日~25日
会場:浜松旧銀行協会(静岡県浜松市栄町3-1)
時間:土日祝日は10:00~20:00・平日は12:00~20:00・最終25日のみ10:00~18:00となっています。

期間中、毎日、住宅相談会とテーマを変えたセミナーを行っています!
※私が担当のセミナー日は「11月22日木曜日」です!
セミナー開始時間は15:00~と19:00~の2回あります。
テーマは「日本の木で造る日本の家」です。お時間のある方は是非、ご参加ください!
建築展に関する問い合わせは・・・
建築士会浜松支部:電話053-454-9004

※私やましたは、22日(木)PM・24日(土)PM・25日(日)終日 は会場にいる予定です。是非お声をおかけください!!

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