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2007.12.07

日本の木、山は今・・第二章 木材のこれから。。

「日本の木で造る日本の家」

日本の木、山は今・・第二章 木材のこれから。。

日本の森林とヨーロッパの森林。もっとも違うのは、その生産性です。日本の森林面積とヨーロッパの森林面積とはほぼ同じ位なのですが、ヨーロッパの生産性は40年前から見ると現在は1.5倍。日本は逆に1/3ほどに減っています。日本は所謂、「一番玉林業」で良い所だけ使い、あとは使わない・・というようになってしまっていて日本の何倍もの生産力がヨーロッパにはあります。プラスして、日本の森林のある山々は、大変険しく、出材に大変な労力と費用がかかることも生産性が悪い原因です。
現在、世界の木材生産の流れは、生産性の早い木材を育てるように変化しています。ブラジルなどではユーカリの植林が盛んなのだそうです。しかし、成長が早い木材は構造的な部分に使用することには向いていないので、バラバラにして集成材などにして使われています。北欧のホワイトウッドやホワイトパインなどが、集成材化されるのは同じような理由です。
さらに今進められているのは木材のペレット化です。木は紙の原料であるパルプとして利用されていますが、これからはペレットとして燃料になってゆくような動向があります。ペレットは暖房や温水に利用できるばかりでなく、最近ではペレットを使用した発電所もできているようです。石油高騰でこれからは新しい木材利用の流れがどんどん進むのではないでしょうか。
これから大事なことは「化石燃料」を使わずに「太陽エネルギー」をいかに固定して、利用するか。。です。現代は安い化石燃料があってはじめて成り立つ社会。ですが、限りある化石燃料に100%頼った世の中は、同じように限りがある・・と言えるでしょう。
「太陽エネルギー」をたっぷり固定した「木」をできるだけ自然のまま、運送エネルギーを極力かけずに生産されたその地域で使うのが本来の姿です。たしかに昔は自動車もなく、鉄道や道路も無かったため、仕方なくやっていたことなのかもしれません。ですが、森林荒廃、温暖化、石油高騰・・など数々の問題に直面している今こそ、もう一度、かっての「木」の利用法を見直すべきだと思います。
↓日本の山の架線集材の様子・・山と山に線(ワイヤー)を張って出材するのは大変な作業。。架線集材する丸太

もともと昔から木を生産し、使ってきた日本人は、生産性の悪い木材を大切にうまく使ってきた・・ということは言うまでもありません。日本独特の木造建築も、木材を無駄にしないで・・その皮も、幹も、その特性を利用した方法で造られています。生産性が悪い部分を、工夫と技術力でカバーしていたのです。
じゃあ今は国産材も集成材にどんどんすれば・・・という考え方もあります。しかし、生産や出材にもともとコストがかかる訳ですから、諸外国と同じように集成材を造ることは得策ではありません。山の再生を考えず、外国産材の価格に合わせれば、合わせるほど、さらに悪循環が続くでしょう。
では、どうしたら良いのか・・視点を変えると、高生産化、集成材化、している外国ですが、「無垢材」として出せる木材がどんどん減っている・・とも言えます。逆に、険しい環境の中、良い木材を選別して良い「無垢材」を出せる国は日本だけになっているのです。そしてその木材をうまく使う技術が日本にはあります。逆にそれを利用してゆく・・という手は充分あると思います。JAPANBRANDとして木を・・という活路もあるのではないでしょうか。ワタシはそんな思いを常に持っています。
↑(是非ご意見をお寄せください・・・。

何れにしろ、このまま山を放っておけばその活路も断たれる可能性があります。20年や30年サイクルしかないスクラップ&ビルドの木造建築で良いのでしょうか?皆さん、少々コストはかかるかもしれませんが、永い目で見てください。多くの皆さんが国産の木、地元の木を正しく使って家を造ることが、これからの日本を支えることに繋がってゆくのだと思います。

・・・つづく

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