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2007.12.19

設計者がかかわる・・木材検査

新たな物件の木材検査がスタートしました。
まずは、土台からです。天然乾燥の木材は、一本、一本個性が強く、色や節、割れの様子、含水率など、それぞれ違います。これを全てチエックし、設計図上のどこにもってゆくかを検討します。
一般的には、設計者が材料を見るなどとゆうことはあまり無いのかもしれません。梁や柱の組み方や大きさは全て大工さんまかせ・・・というのがほとんどだと思います。図面にしても、おおまかな梁の大きさや組み方をごく簡単に描き、あとは現場の大工さんに任せてしまいます。今はプレカットがほとんどですから、現状から言えば、プレカットCADのオペレータに任せる・・と言った方が良いのかもしれません。
現場の経験や技術によって判断するというのも大変大事なことですが、本当の意味で木造を設計する・・とは、只、外観や内観の意匠的なことを決めることではなく(もちろんそれも含まれますが)いかに、木を活かすか??ということを構造的、意匠的、経済的に判断して決めることだと思っています。
↓土台の検査をしました。4寸(12センチx12センチ)の桧材です。
土台チエック

木の梁をだす。柱をだす。という木造であれば尚更、設計者がその責任としてチエックし、判断することが必要です。特に、国産杉のようにバラツキが多い木は、その判断が本当に難しいところです。節の無い、綺麗な木ばかりでしたらそんな必要も無いのかもしれませんが、あいにく、国産材はそんな生易しいモノではありません。綺麗なモノを使えば、必ず汚いモノが残ります。そして、天然乾燥材ですと、永く寝かしている分だけ、余計に綺麗と汚いの差が出てくるような気がします。「山を大事にしよう。」「国産材を使いましょう。」ということは、綺麗も汚いも、総合的に木を使ってゆくということなのです。構造的に問題がなければ、汚いモノも目立たないところや、その汚さを利用したアイデアで使ってゆく。。そんな判断はなかなか現場の職人さんにはしにくいものですし、大変手間のかかる作業になってしまいます。その結果が、綺麗なモノしか使わない・・国産材離れ・・となってここ数十年続いてしまったのだと思います。
↓材料に番付といわれる番号をつけ、どこにもってゆくか表示します。込み栓などが入る場所、化粧で見える場所、湿気が多い場所などなど、それぞれ材の様子を見ながら判断して番付してゆきます。これを大工さんが見て、さらに材の素性を見ながら加工します。
番付した木材

昔は、木の皮も、枝も、根からてっぺんまで、木は貴重なものとして大事に、有効に使われました。建築の考え方やライフスタイルが変化した今では、また別の考え方やアイデアが必要だと思います。現代にあった木の使い方を考え、導いていけるのは、今は、実際の建物をいちばんイメージできている設計者なのです。
・・・そう思いながら、最近は毎日、木に触れています。

↓こころ現代民家研究所は100%国産材の家造りをしています・・・ということでクリック。
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