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2009.01.24

建築の自由、放浪の美学

新年から大分、ブログをさぼっていました。。
先日、建築五団体で構成する建築文化研究会の定例講演会に行ってきました。
今年の講演は「象設計衆団」の代表建築家である樋口裕康さん。

樋口さん


講演の題名は「建築の自由。放浪と循環」

■ 建築って好きなことを何でもやればよい。

樋口さんの師匠である「吉阪隆正」さんは、いつもそう言っていたそうです。
「建築は好きなことを何でもやれば良い」でも「造らないことを主張する勇気を持つことも大事」。
そして「世の中わからない事だらけ・・それに興味をもつこと!・・これが発見に繋がる」
さらに「生きているモノに対する情熱を持て!・・・建築も生きている」

これが吉阪流の「発見的方法」。
そして、生きているモノに同じモノは何一つ無く、不連続なものが一体になっている・・「不連続一体」。

■ 生命の記憶

地球には数億年の歴史が詰まっている・・生命には数千年の記憶が刻まれている・・体がそのものが記憶しているのである・・たとえば、人間は、胎児のとき、爬虫類から両生類に変化し、最後に哺乳類になる。進化の歴史をものすごいスピードでたどってから人として生まれてくる。
「建築」も「生命体」である。
生命体であるから、その後、ずっと続いていく・・歴史になってゆくということを考えて造らなければならない。できた後、どうなってゆくか、、どう循環してゆくのか。。

■ 日本の文化

日本には「循環」や「放浪」を「良し」とする文化がある。

「男はつらいよ・・寅さん」のスバラシさ。
放浪し、循環し、美しいモノを素直にとらえる。「家族」「ふるさと」「しあわせ」とは何か?感じさせてくれる。

西洋の空間は、箱の中を詰めている。 日本の建築は、「空っぽ」である。
この「空っぽ」の部分が大事。 建築も建物以外の空いている部分が大事である。
アイテムも日本は固定系でなく、開放的、流動的である。
・イス→座布団
・外ベンチ→濡れ縁
・ベッド、カーペット→座敷、ムシロ

「機能」の決まっている「空間」を並べるムダ。
「空間」とは本来、何でもできる場所である。
そして、そこにいろんなものが飛び込んでくる。
「モダニズム」は色々なものをはぎとってゆく。。だから「モダニズム」には反逆する!
実際、人間の生活空間とは、流動的で複雑で、自由なものだ。

■ 自力建設

自力で造り続ける建築。
知恵と工夫をこらし、情熱を持って建設する。
大人も子供も労働力! そして必ず続けられる人材も造っていく。


◎ ホント、空間について、建築について色々考えさせられる講演でした。。もっと自由でよいのかな・・。。やま。

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この記事へのコメント
ありがとうございます。
さがしてみます!!
自分もみたくなりました。
Posted by やましん。 at 2009.01.28 17:41 | 編集
はじめまして。
自分も学生の時からお世話になっている方が吉阪研究室出身の方で、よく吉阪さんの話が出てきました。不連続統一体や、大自然の山から世界の街からみた、計画中の物件の手すりの形といった、スケールの違うものの見方を一緒にできる人だと。
全集も出ているので、また見たくなりました。
自力建設の話、住宅建築の'99 4月号に特集があります。お勧めです。
Posted by kawai at 2009.01.24 08:56 | 編集
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